Mingyang W300R

FISHINGTOOL

中華アンバサダーと呼ばれるMY W300Rを入手できました。

前置き

一見するとアンバサダーのオールドリール風に見えるのですが、一つ一つ見ていくとチープなところが見えてきます。現在は7,500円前後で販売されているようですが半年前なら6,000円前後でしたので、どちらの価格であっても高価なリールとの比較は出来る物ではないのでリール個体としての評価を書き込みます。

メリット・デメリット

良い点

  • オールドリールの空気感を安価で楽しめる
  • 軽い
  • 太鼓型リールの割には小径でにぎりやすい(比較的パーミングしやすい)
  • 軽量スプールでルアーが投げやすい

悪い点

  • 小径スプールにたいして5:1のギア比で近年の高ギア比モデルとの混用時、巻き上げスピードを意識しないとイメージと合わない事が有ります
  • メインフレームとなるメタルのプレス加工がチープ感を高めている
  • 全般的に油でギトギト。メンテナンスしないと本来の持ち味が出ない
  • クラッチが切れないことが度々ある為、壊れやすい直感を最大限にくすぐられる。

メンテナンス

中華リールは余分な脂のふき取りから始まります。
開封して早々に気が付く人が多いと思いますが、中国メーカーのリールは油でべとべとになっていることが多いです。分解清掃しましょう。
分解清掃は精密ドライバーがあるとねじの大きさに合わせて使い分け出来るので便利です

ブレーキボックスもたっぷり脂が入っています。
パーツクリーナー(脱脂洗浄剤)でふき取りましょう。
パーツクリーナーはどのメーカーのものでも問題ないです。

隙間からもギアに溢れんばかりのグリースが見えます。

分解してグリースをふき取りましょう
ふき取りにはキムワイプが便利です

軽量スプール

スプールのギア周りもグリースがすごい。ふき取りましょう。

購入前から写真でスプールの軽さをセールスポイントにされていました。
中華リールはフェイク多いので、どうかなって思っていましたが・・・

計量すると12gと軽い部類。ある程度のルアーは投げやすそうです。

リール総重量は軽い

リール総重量は優秀で173g!

小型で軽く作ろうと意識した成果でしょうね。
考えた人パチパチ・・拍手です。
オールドリールのつらい点の一つに重さが上がるので軽い点はありがたい。
使う気になります。

なにわともあれ壊れやすそうな点が最大のマイナス点になりますが
金銭的に余裕があればチャレンジャーとしてどうぞ。

ファーストリールとしての選択肢はないです。
これを買うぐらいなら国内メーカのエントリーモデルを買っておつりが来ます。
リールとしての総合バランスも圧倒的に国内エントリーモデルです。
バスワン、バスX、ブラックマックス4、
どう考えても国内メーカーを押します。

あくまでも遊び心で。どうぞ。

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